ガーヒー★旅行備忘録

旅行からバイク、しょうもないことまで。

ケチって50㏄を買って後悔した話【新大学生必見】

あと少しで新学期。
「通学用に50㏄の原付買おうかな~」なんで考えているそこの学生諸君!

5  0  c  c  は  や  め  と  け


あとで説明するが、思うところ免許代をかけてでも125㏄をとっておいた方が今後のためだと思う(先を見越して400㏄を取ってももちろん可)
「50㏄で十分だろう」という妥協をしてしまうと、後悔してしまうことうけあい。

一時期50㏄を持っていたことがある私だからこその意見である。


大学2年の夏前。私はヤマハ・ビーノを購入した。
思いつきで通学用に原付が欲しかったのと、ゆるキャンの主人公であるリンの愛車とのことで一度乗ってみたかったからである。

んであっさり購入、納車直後は楽しくて町中を乗り回していた。直後は。

そしてふと、自身を追い越してゆく125㏄スクーターを見て思ってしまった。
「あれ(125㏄)は30キロとか守らなくていいし楽そうだなぁ」
買ってわずか3日のことである。


「頑張れば懐であれも買えたはずなのに、なぜ変に妥協してしまったのだろう?
なんか自分ってダサいな」
以降、これしか頭をよぎらなくなってしまった。


ゆるキャン目的もあって買ったはずなのに、青菜に塩のごとく愛着を失ってしまったビーノ。
それ以降は思いつきで始めたウーバーイーツ用として、大雨の時期を1000キロ/月走らせることなったのだった。
納車から廃車まで終始オイル交換をするもなく、洗車をするもなく、オシャレ原付という位置づけのこの車種は、ただ業務に駆り出されるだけのマシンへ成り下げてしまった。結局通学用に使うこともなかった。

強いてほかに使ったことといえば、8月に宮ケ瀬に連れて行った程度である。道中ゲリラ豪雨に見舞われながら(先ほどの写真)。

納車の翌月末には別のバイク屋に足を運び、スーパーカブ110を新車契約。
そして納車から3ヶ月余、念願の小型免許を取得しあっさりと乗り換えてしまったのであった。


ビーノの行方?5万円で売れてあとは知りません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

要は50㏄は安物買いの銭失いである
あと普段より50㏄に慣れきっている人はこのままでいいのだろうが、一見さんや当方のようなせっかちな人間が乗ればなにかと拷問でしかない。


車両価格や維持費面で一番リーズナブルではあるが、道交法の制約等で不便を強いられ、それゆえ車からも邪魔扱いされ、結果心身ともに疲れてしまう。

・30キロ制限(クソ不便、車に煽られるしバイパスは地獄)
二段階右折(クソ不便、ただただクソ不便)
・高速&自動車道不可(クソ不便、ツーリングなんてもってのほか)
・エンジンが非力(箱根越えなんて夢)

かといって流れに乗ろうとして必死にブン回すと、エンジンがお釈迦一直線。時速30キロで走ることが前提の設計みたいなもんだからしょうがないね。


変な疲労を生み出すくらいなら、50㏄比でコストこそかかるが125㏄なり250㏄なりス~イスイ走れるバイクを買った方がいい。絶対にいい。リッターなら道の駅でデカい顔叩けるし尚オススメ



これは全ライダーのツーリングにも通ずるものがある。
ケチって下道を選択し渋滞にハマりイライラ・・・するくらいなら、お金を出してでも高速道路や有料バイパスを利用した方が一番能率的であろう。そういうことである。


毎回とは言わないが、たまには勇気を出してお金を出してみよう。
一度でも吹っ切れれば世界観が変わるかもしれない。