ガーヒー★旅行備忘録

旅行からバイク、しょうもないことまで。

大学4年間、遠距離通学(週1)を続けた感想等。

ブログ開設から㊗1年経ってました。
どうもガーヒーです。

表題通り、私は4年間遠距離通学をしていた。
卒論も受理されだいぶ落ち着いたこの頃、これに至った経緯や思った事等をやっと書き記そうと思う。

思い出すだけでも拷問だったので、中身チラ裏レベルなのはご愛嬌で。


実家は神奈川・横浜。
大学は栃木の宇都宮である。

入学は2020年。これだけでお察しがつくだろうが、1年次はほぼ全てがオンライン授業。
下宿先はオンライン授業を危惧して定めなかった。


2年次から多少は対面授業が増える?という目論見をし、賃貸を契約した。
しかし履修登録というフタを開けてみれば、対面授業は週1(2コマ)


2年次の最初あたりは先述の目論見があってまじめに下宿していたが、
就いたガストのバイトも3週間ほどでバックれ、ロクにバイトにも就かなかったため、「下宿先でバイトもなくボーっと過ごすくらいなら実家に帰って稼ごう!通学?遠距離通学しかないでしょ」という考えに至ってしまう。

※高校の頃から横浜で続けていたバイトを、帰省時を考慮して休職扱いにしてもらっていた。このバイト先には、このブログを執筆している今もなおお世話になっている。

そして実家と大学の170キロを往復する地獄の日々が始まるのであった・・・。



遠距離通学中の基本的なルーティンである。
月:休み
火:オンライン
水:登校、1~3限対面→下宿先で1泊
木:登校、1~2限対面→実家に帰宅
金:オンライン

要は週1での通学である。
一見生ぬるいかもしれないが、根性なしの筆者にとってはだいぶ頑張った方である。

例外もあったが、それは追って話すことにしよう。


ある週の登校日(鈍行利用時)を先に追っていくことにしよう。

5:00 起床
我ながら鬼である。
寝坊が様式美である日本の大学生が、登校ごときに私と同じ真似を成し遂げられるのは何%なのだろう。

6:00 横浜駅
バスも出ていない時間のため、原付で横浜駅まで直行。
冬なら日も登らない時間、駅前の市営の駐輪場はガラガラ&1日100円なのでたいへんありがたかった。

6:15 宇都宮行きの電車に乗車
なぜ東海道線の6時台は4本しかないのだろう・・・。
ゆえ早起きでただでさえ削れているメンタルを更に削がれる。

ちなみにこの利用していた列車、上野から快速に化けるというオマケ付きだったため気持ちラクに通学ができた。


川崎出発後の乗客を100とすると、体感品川で20、新橋で45、東京で20、上野で10降りるといった感じ。すなわち上野以北でも乗り続けている人は5か、もしかするとそれ以下に等しい。
この時間にこれらの駅から乗る人は皆無に等しいので、それは計算していない。

※図は手書きでざっくりなので参考までに


というわけで先頭車寄りに置かれたボックス席も、たいていは東京、遅くとも上野までには確実に座れた。
しかも進行方向かつ窓側の席に。

尾久
先述の通り快速列車なので通過するが、運が良ければ進行方向左側の、車両基地に野ざらしにされたブルートレインカシオペアを拝むことができる。
通勤ラッシュゆえ大抵の車両が供用されているこの時間だからこそ、ほぼ確実に拝むことができるのである。


上野を過ぎ、途中の赤羽・浦和で大宮向けの乗客を乗せるためまたごった返すが、既に着座しているうえに混雑っぷりはさっきほどではないので苦ではない。

久喜まではまだ住宅街が広がる街並みであるが、そこを過ぎると下のようにだだっぴろんな田園風景しか広がらない


夜にここら辺を通るとこんな感じ。街灯もまともにないド田舎。
飲み会帰りで寝過ごした都会民はきっとここで目を覚まして絶望することだろう。

この調子が宇都宮まで続く。


8:20 宇都宮駅
快速運転のおかげでサブ2を達成することができた。
東口は昨年LRTが整備されたこともあってとてもきれいである。



電車賃の程はというと、鈍行で週4,620円。単純計算で月18,000円なので、下宿で生じる光熱費・食費を考慮するとはるかに安上がりであった。週1通学であることも幸いしたようだ。

しかしなんにせよ長すぎてしんどい。

所要時間はというと、列車に寄りけりだが宇都宮線が2時間~2時間30分前後、横浜駅まで原付を転がす分&宇都宮駅からバスの分も含めると、トータルで片道3時間半。
近郊型電車でよく見かけるボックスシートまたはグリーン車(たまにしか使わなかったが)があるだけまだマシではあるが、そんなのはもはや気休め。

3年次後期~の通学末期ともなると、1本/時に出ている快速電車でしか帰れなくなる、普通列車アレルギーともいえる症状が出てくる始末。通過駅があることで、少しでも気持ちを楽にして帰りたいからだ。
駅の時刻表は快速電車をあらわす、赤文字しか見えなくなる魔法にかかってしまうのである。

※著者作成

ちなみに新幹線を使うと約1時間短縮できる。心身への負担はそれほどではないが、なんせ節約のため毎週レベルで使うまではなかった。
JRが運営するえきねっとの早割なら3割引きで新幹線を買えるため、新幹線に乗ろうものならこれをフル活用して乗ることで、懐を精一杯保つのであった。(早割を使えば、理論上毎週新幹線通学でも下宿の生活費とトントン)

自由席なども活用しあらゆる新幹線車両に乗る機会にも恵まれ、その点では我ながら満足している。

つばさ号のものは全席指定席になる前(2020年ころ撮影))

鈍行&新幹線ともに、移動中はスマホorパソコン上でわざと溜めてた溜まった学校の課題を遂行したりと、長~い移動時間を決して無駄にすることはなかった。
要は移動時間でもあり、勉強タイムでもあった。
かなりズボラ癖のある私だが、さすがに往復最大7時間を無駄にするのは・・・という考えがよぎり、この間に勉強をするという発想に至ったのである。


4年ともなると、単位も足り残るは必修のゼミ(卒論)しかなかった。
かつオンライン授業可という先生の配慮もいただき、今まで15~25往復/年だった通学は、この年は年8往復で済んだ。
非常にありがたく、先生には心から感謝している。

あと思うことといえば、所さんのそこんトコロでたまに遠距離通学特集が組まれることがある(今は知らない)が、それにエントリーでもしておけばよかったかなぁ~と少し後悔。


<まとめ>
通学は1時間までにしよう!毎日通学するのなら尚更。
移動中は課題等に割くことで時間の有効活用も図れるが、いずれにせよいつかメンタルがおかしくなること間違いなし