ガーヒーです。
続きものでございます。
前回はコチラからどうぞ。
top2202hakko.hatenablog.com
最初から見たい方はコチラから。
top2202hakko.hatenablog.com
旅の全行程をおさらい。
1日目:横須賀港出航🚢
2日目:船上→門司着→小倉泊
3日目:小倉→門司港・関門海峡→小倉競馬場→旧友と再会→福岡市内泊
4日目:太宰府天満宮→海の中道→福岡市内泊
5日目:福岡市内→博多南→天神→福岡タワー→門司港→新門司港出航🚢
最終日:船上→横須賀着→帰路
(赤:旧友とマスツー)
Chapter3は5~最終日までを追います。
今章はただの観光が割合多め。というのも、折角はるばる博多に来たので、最終日はそれほどバイクを出さずそれなりに観光してみようという考えだ。
最終日は大きな目標として
・博多南線(500系新幹線)に乗る
・天神、博多エリア散策
・博多ラーメンリベンジ
・福岡タワー
・門司で焼きカレーを食す
これを軸に動いていく。
5日目
8:00 グランビュー福岡空港出発
部屋からの眺め。7時を境に旅客機がわんさか出入りする。
騒音はというと窓を閉めればほぼまったくしなかった。
博多駅
でかい壁だなぁ
10時過ぎ 博多駅ホーム
かねてより旅の目玉のひとつ、博多南線もとい500系新幹線の入線。幼稚園児の頃から認知してはいたが、実際に乗るのは齢21にして初めてだ。
鉄道系は「大人になったら好きなときに乗れるから」と言われ我慢させられた少年時代を経験した方も多いだろうが、この場合、日本の寝台列車よろしく大人になるまで待っていたらほとんど廃止されていたという無慈悲なケースが後を絶たない。
この列車も製造からはや20年余、何事もできることはできるうちにやっておこう。
2024/02追記
なんて言っていたら本当にいなくなるらしいですね。
とはいえまだ2編成は残るらしいですが、予感は早いうちに的中することに。
このとき乗っておいてよかった~とふと回顧。
山陽新幹線、500系4編成引退へ N700Aを8両編成化 https://t.co/JTrKh7Fpit
— 鉄道ニュース@鉄道新聞 (@tetsudo_shimbun) 2024年2月14日
本当に丸い。
注意事項にはなるが、博多南線は全便が500系で運転されるわけではないので、500系に乗車したい場合は時刻表などで使用車両を必ず確認されたい。この路線は日中は1本/時であり、車両を見誤るとリスケの手間が生じるばかりか、最悪今後の行程に計画倒れが起きてしまうからだ。
ものの8分で博多南駅に到着。
駅前に市民プラザ的な建物はあるが、他にめぼしい物といえば悪書追放ポスト、いわゆる「白ポスト」があった。生涯で初めて目の当たりにしたし、なんせ令和だぞ。
知らない方向けに解説しておくと、要らなくなったor親に没収されたエ口本が捨てられている場所である。インターネットなどでエ口が簡単に閲覧できるようになった今日、コイツに本が投函される日があるのだろうか…?
折り返しの新幹線で博多に戻ってきた。
西鉄バスも初めての乗車である。
横浜市のベイサイドブルーという連節バスに乗って以来、2度目の連節バスである。しかもこれは海外メーカー。
にしたってバスに乗ろうがバイクを運転しようが分かることだが、噂通り福岡は交通マナーがたいへんイカれている。割り込み・イエローカット・信号無視・クラクションetc…関東地方と比でない。
修羅には修羅なりの走りが要求されるので、旅行かつ免許を取って間もない方や気の弱い方は、自力でこの街を走ることを推奨しない。素直に公共交通機関を利用されたし。
11:30 昼食
博多ラーメン・リベンジは西鉄天神のShin-Shin。
ほぼ外人で十数人が列を成していたが、評判通り回転率は良い。
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Dランチ(らーめん&半チャーハン)¥990
豚骨特有の臭みが驚くほど少なく、風靡と違い冷めてもコラーゲンの膜が一切生成されない。
店舗がPARCOの地下街にあるためあえて臭いを抑えているのかとも考えたが、レビューをみたところ本店などの他店舗でも臭みはほぼないようだ。そら外人が列を成してまで食べに来るわけだ。要するに、豚骨の匂いに慣れない博多ラーメン初心者にオススメということである。
※ここに慣れてしまい他のラーメン屋で悶絶しても責任は負いません
13:00 福岡タワー
1階から望めるすけるとん。男の子こういうの好きそう
昨日走った志賀島を望む
バイクの駐輪場は、中央プラザ(写真中央)、写真中央の都市高速をまたいだ先の室内に位置している。入口から道路を辿っていただくと分かりやすい。
福岡タワー公式サイトではタワーそばの平面駐「車」場の案内しか掲載されていなかったため、旅前のリサーチの段階から苦労。どうせすぐそばなんだしついでに案内してくれ!!!
さてタワーも観光し福岡市内滞在の最後に、一面緑で名物化したアクロス福岡も一目。
Chapter2(2日目)の宿泊時に利用した地下駐輪場がこの地下にある。
炎天下の国道3号線をひた北上・・・
18:00 門司港駅(夕景)
3時間かけ、再びこの地に戻ってきた。通学利用も普通に居たから驚きだ
2階には当時ののVIPが使用していた貴賓室があり、タダで見学が可能。
伽哩本舗
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門司港駅徒歩1分。
門司港エリアの人気店かつL.O.19時半と例に漏れずハードルはやや高めであるが、行ってみるのも悪くはないだろう。
野菜焼きカレー(M)¥1100
普通は付け合わせとしてあるべき(であろう)野菜がカレーにインされた、そんな一品。ごっそさん😋
運と時間を味方につけると、食事をしながら店内から美しい夕焼けを眺望することができる。
筆者は見事に運をたぐり寄せたようで、どうやら珍しかったのか店員さんもこぞって写真を撮っていた。
私事だが『アテンションプリーズ』という日航全面協力のもと制作された上戸彩主演のキャビンアテンダントものドラマがたいへんお気に入りで、
ここ北九州が主人公の出身地である設定を忘れるはずもなく、作中に登場した場所もいくらか撮ってしまった。ただ北九州空港まで行く余裕は無かったなぁ。
別れの一枚。
最後の観光スポット・和布刈(めかり)展望台
関門橋ないし下関、門司港エリアを一望できる。
自家用車が無ければ門司港そばにレトロ展望室たるところがあるので、そこでも似たような景色を味わえる。上の写真にも堂々写っているこれだ。
余談だが、「めかり」とは「ワカメを刈る」という意味であり、関門人道橋・門司側そばにそびえる和布刈神社から名前がきている。関門自動車道のめかりPAももれなくそれが由来だ。
maps.app.goo.gl
ちなみに展望台までの道中は山間部を上り下りするわけだが、夜中にロービームで走ろうとするとこんな有様😂一寸先は闇の具現化である。
どうせ山道は一方通行なので、ハイビームをためらう理由はない。
21:30 新門司港フェリーターミナル
【悲報】出航まで2時間半もある
乗船開始は横須賀比で30分ほど遅かった(23:30頃?)ため、気持ちとしても長く感じる。
11時を過ぎたころだっただろうか。小倉駅・門司駅発の西鉄バスによる送迎バスが来ていたが、観光客はこのバスなくしてこの港に行くのは面倒だろう。
歩くのはやめておいた方が良かろう。
~乗船~
お部屋
ツーリストA、一番リーズナブルな等級だ。
▲勃○ではないです。
ツーリストS→快活→カプホ→ビジホ→ツーリストAとほぼまともな場所で床につけなかったこの旅だが、寝具は綺麗だしエアコンの吹き出し口(風量調節可)が備え付けてあるなど、設備はカプセルホテルに引けを取らない。
しかし同室の子供の騒ぎ声が気になり、思わず何度も諭しに行ってしまった。帰りもツーリストSにすべきだったかなぁ、とちょっと後悔。
くどいので船内設備は割愛。悪しからず。
詳しく知りたい方は当記事のChapter1を参照されたい。
最終日
8時前 室戸沖
文句なしの晴れ、海面も往路と比べかなり穏やかである。
しかし、これでも台風接近(2023年6号)接近中とのことで、眺望室には窓破損防止のカバー(鉄板)がかぶせられていた。ぴえん。
昼ごはん 博多明太バターうどん ¥700
バターとうどんの汁と明太子のカスが混ざり合い、食後の器ン中がたいへんきしょくわるいことに。
晩ごはん 南蛮チキンセット ¥1200
福岡の最後の思い出に、一食。
余談だが、近くを航海していたせいで神津島で撮影した写真とiPhoneが勘違いしてしまった。いや距離的に下田だろう😂
だいぶ割愛してしまったが、何も起きなかったわけではない。
利島あたりで虹も出たし・・・
伊豆大島も元町が見えるほど近くを航行した。
たった半年前にここを旅した身からすると、思わずしみじみしてしまう。
21時 横須賀港到着
旅行を終えて家路へ向かう一ライダー。
疲れからか、これ以降の写真を撮り忘れて帰宅してしまう。(迫真)
★旅の費用(概算)★
船代・・・¥36000
宿代・・・¥13290
食事代・・・¥9650
ガソリン代・・・¥1094
観光費、交通費・・・¥3320
雑費・・・¥4500
合計:¥約67600
齢21で生涯過去最高額の旅行となったが、それでもよく7万で収まったものだと思わず感心。カブの持ち味である低燃費と、2日目の快活1泊1700円(学割)がかなり効いた模様。
★旅総括★
個人差はあるだろうが、丸1日近い船旅は大変にしんどいものである。利用は10年に1回くらいでいいと悉く思い知った。
タイムパフォーマンス的に一番スマートな作戦としては、飛行機で福岡空港までひとっ飛びし、近隣のバイクディーラーでバイクをレンタルするという流れだろうか。これなら船旅往復2日をたったの4時間に節約できる。ただレンタル代がかさむが。
ど~~しても自分のバイクを持っていきたいのであれば、バイクは船で無人航送し、自らは後日羽田から北九州空港へ、そこから新門司港までタクシーというプランだが、こちらに関しては費用がもっとおぞましいので計算したくない。
あと当然っちゃ当然だが、真夏にツーリングを敢行することも大変しんどい。旧友との再会も果たせて旅の内容そのものは大変満足だったため、いやらしい時期をチョイスしてしまった。
バイクは涼しくなったら走ろう!
次回、ヤビツ峠(鋭意計画中)!バイクスタンバイ!
~福岡・カブツーリング 完~